テクスチャとは

テクスチャ(Texture)とは?

3Dモデルに色や模様を貼るときに使います。
テクスチャ座標(vt) は、「画像(テクスチャ)をどこに貼るか」を決めるための情報です。


どうして必要?

3Dモデルだけでは、色や模様はありません。
そこで、画像(テクスチャ)を使って「見た目」を作ります。
そのとき「この頂点には画像のこの場所を貼る」と決めるのがテクスチャ座標です。


2次元の座標(U, V)

テクスチャ座標は 2次元 です。UV という2つの値で表します。

  • U:横(0〜1)
  • V:縦(0〜1)

これは画像の左下を (0, 0)、右上を (1, 1) としたときの位置です。


OBJファイルでの書き方

OBJファイルでは、テクスチャ座標は vt で書きます:

vt U V

たとえば:

vt 0.0 0.0 # 左下
vt 1.0 0.0 # 右下
vt 0.5 1.0 # 上の中央


面と組み合わせる書き方

f(面)の中で、頂点番号と合わせて使います。

f 頂点番号 / テクスチャ番号

たとえば:

v 0.0 0.0 0.0
v 1.0 0.0 0.0
v 0.5 1.0 0.0

vt 0.0 0.0
vt 1.0 0.0
vt 0.5 1.0

f 1/1 2/2 3/3

→ 頂点1にはテクスチャ1(左下)を貼る、という意味になります。


よくある注意点

  • 値は 0〜1 の間が基本(画像の中の位置を表す)
  • テクスチャが上下反転して見えることがある(ソフトによって違う)
  • テクスチャを正しく貼るには、各頂点に正しい vt を割り当てることが大事

まとめ

  • vt:画像のどの部分を使うかを決める座標
  • U, V:横・縦の位置(0〜1)
  • OBJの書き方vt U V
  • 使い方f の中で 頂点番号 / テクスチャ番号 として使用
  • 注意点
    • ソフトによって縦方向が上下逆になることがある
    • vt の数と v の数は同じでなくてもよい

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