3Dモデルの基本

頂点の座標(X Y Z)とは?

3Dモデルを作るとき、一番基本になるのが「頂点(ちょうてん)」です。
頂点とは、形を作るための点(ポイント) のことです。
この点がどこにあるかを表すのが「座標(ざひょう)」です。

3Dでは、X・Y・Z の3つの数字で位置を表します。


3D空間の座標とは?

3Dの世界には、次の3つの方向があります:

  • X:左右の方向(横)
  • Y:前後の方向(奥行き)
  • Z:上下の方向(高さ)

たとえば:

v 1.0 2.0 3.0

これは、X=1.0、Y=2.0、Z=3.0 の場所にある頂点という意味です。


OBJファイルでの書き方

OBJファイルでは、頂点は v で書きます:

v X Y Z

v 0.0 0.0 0.0 # 原点(げんてん)

v 1.0 0.0 0.0 # X方向に1だけ離れた点

v 0.0 1.0 0.0 # Y方向に1だけ上がった点

これらの点をつないで面(f)を作ります。


頂点の使い道

  • 面(ポリゴン)を作るために使う
  • モデルの形を決める基本の情報
  • テクスチャの貼り方やアニメーションの動きにも関係する

よくある注意点

  • 単位(unit):メートル?センチ?ソフトによって違うことがある
  • 順番:頂点の順番は、面を作るときに影響する(時計回り or 反時計回り)
  • 精度:あまり細かすぎる座標は、処理が重くなることもある

まとめ

  • 頂点(v) : 点の位置
  • 座標(X Y Z) : 横・奥・高さの3つで位置を表す
  • OBJでの記述 : v X Y Z(例:v 1.0 2.0 3.0
  • 主な使い道 : モデルの形を作る基本パーツ

頂点の座標は、3Dモデルを作る一番はじめの情報です。
どこに点があるかを正確に指定することで、正しい形や構造が作れます

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